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中古マンションの耐震性を見極める方法|新耐震・旧耐震基準の違いと投資判断

中古マンションの耐震性の見極め方を解説。新耐震・旧耐震基準の違い、耐震・制震・免震の特徴、投資判断のポイントを紹介します。

最終更新: 約2分で読めます

中古マンションへの投資や居住を検討する際、耐震性の見極めは最も重要な判断基準の一つです。新耐震基準と旧耐震基準の違い、3つの地震対策工法の特徴を理解しましょう。

新耐震基準と旧耐震基準の違いとは?

耐震基準とは、建物の設計時に求められる地震への耐久度の基準です。1981年に大きな見直しが行われました。

  • 旧耐震基準(1981年以前):震度5強程度の地震に耐えられることが基準
  • 新耐震基準(1981年以降):震度6強〜7程度の地震でも倒壊しないことが基準

1978年の宮城県沖地震の被害を受けて基準が強化されました。中古マンション購入時は建築確認日が1981年6月1日以降かどうかを必ず確認しましょう。

耐震・制震・免震の違いとは?

建物の地震対策には3つのアプローチがあります。

工法原理特徴
耐震建物自体を強化骨組み強化・補強部品の追加
制震衝撃を吸収制震装置で揺れのエネルギーを分散
免震揺れを遮断地面と建物の間に免震装置を設置

一般的に免震が最も耐震性に優れているとされますが、コストも高くなります。

中古マンションの耐震性を見極めるポイントとは?

投資判断や居住判断に役立つチェックポイントです。

管理状態を確認する

どれだけ堅牢な構造でも、メンテナンスが行き届いていなければ劣化が進みます。清掃状態、修繕履歴、長期修繕計画の有無をチェックしましょう。

建物構造・工法を確認する

耐震・制震・免震のどの工法が採用されているか確認します。また、1階部分が柱だけのピロティ構造の場合は耐震性に注意が必要です。

耐震診断の実施状況を確認する

旧耐震基準の物件は、耐震診断の実施有無と結果を確認しましょう。耐震補強工事の実施済み物件は安全性が高まっています。

よくある質問(FAQ)

旧耐震基準の物件は買わない方がいいですか?

一概にそうとは言えません。耐震補強工事が実施されていれば安全性は向上しています。ただし、耐震診断未実施の物件はリスクが高いため避けた方が無難です。

耐震等級とは何ですか?

耐震等級は住宅性能表示制度における耐震性の指標で、等級1〜3の3段階があります。等級1が建築基準法レベル、等級3はその1.5倍の耐震性を持ちます。

中古マンション購入時に耐震性以外にチェックすべきことは?

配管の劣化状況、長期修繕計画の内容、管理組合の財政状態、修繕積立金の残高などを確認しましょう。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者