ライフスタイルは結婚・出産・子どもの独立など人生の節目ごとに変化します。そのたびに住まいが住みにくくなることがあります。そんな時に検討したいのが「リノベーション」です。リノベーションの意味・リフォームとの違い・得られるメリットを詳しく解説します。
リノベーションとはどんな工事のことか?
リノベーションとは、中古住宅の使える部分を残しつつ、機能や価値を再生させる改修工事のことです。水まわりや電気・ガス設備を最新化したり、使いにくい間取りを取り払って暮らしに合った形に再設計したりできます。
リフォームとの違いは目的にあります。リフォームは不具合を元の状態に修繕する工事であるのに対し、リノベーションは特に不具合がなくても価値・機能・利便性を向上させる工事です。
リノベーションによってどんなメリットが生まれるのか?
ライフスタイルに合わせた自由設計ができる
柱・梁・基礎は変えられませんが、壁・床・間取りは大きく変更可能です。6畳×2部屋を12畳の1部屋にするといった間取り変更から、北欧スタイルや和モダンなど好みのデザインへの変更も実現できます。
新築に比べてコストを抑えられる
新築への建て替えでは解体・撤去費を含め数千万円かかることも珍しくありませんが、リノベーションは大規模でも新築比較でコストを低く抑えられます。予算を抑えながらライフスタイルに合った住まいを手に入れたい方に最適です。
物件の資産価値が向上する
建物は建った日が資産価値のピークで、年々下落します。しかしリノベーションによって機能を再生させると、中古物件でも資産価値を引き上げることが可能です。売却時の価格維持にも効果があります。
物件の選択肢が大幅に広がる
「立地は良いが設備が古い」という物件もリノベーション前提なら選択肢に入ります。新築物件より幅広い候補の中から理想の立地・価格帯の物件を探せるのは大きなメリットです。
リノベーションにはどんな種類がある?
フルリノベーション
住まい全体を対象とした大規模なリノベーション。躯体まで解体するスケルトンリノベーションも含まれます。
フルオーダーリノベーション
間取りから設備まで自由に設計できる方式。自由度が高い反面、打ち合わせに時間がかかり予算も膨らみやすい傾向があります。
セミオーダーリノベーション
業者が用意する設備・内装材から選ぶ方式。費用が明確でコストを抑えやすいですが、細かいこだわりがあるとオプション費用が発生する場合があります。
ワンストップリノベーション
物件探しからリノベーション施工まで一社で完結する方式。打ち合わせが効率化され、購入費・リノベーション費のバランスも取りやすいのが特徴です。
よくある質問(FAQ)
Q. リノベーションの費用はどのくらいかかりますか?
部分リノベーションは数十万円から、フルリノベーションは500〜2,000万円以上かかるケースもあります。スケルトンリノベーションは特に高額になりますが、中古物件の購入価格と合計しても新築より安く抑えられることが多いです。
Q. リノベーション中はどこに住めばいいですか?
工期(通常1〜6ヶ月)の間は仮住まいが必要です。仮住まい費用もリノベーション全体のコストとして計上し、資金計画に含めておくことが重要です。
Q. マンションでもリノベーションはできますか?
可能です。ただし共有部分(外壁・構造体・共用設備)は変更できず、管理規約による制限もあります。事前に管理組合に確認し、工事可能な範囲と許可手続きを把握しておきましょう。
Q. リノベーションすると固定資産税は上がりますか?
大規模な増改築を伴うリノベーション(建築確認申請が必要なもの)は固定資産税評価額に影響します。工事前に業者に確認し、税負担の変化も含めて資金計画を立てることをおすすめします。