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少額訴訟で滞納家賃・敷金を回収|不動産オーナーのための手続きと訴状の書き方

滞納家賃や敷金返還に有効な少額訴訟の手続きと訴状の書き方を解説。不動産オーナー向けに費用・流れ・注意点を実務目線で紹介します。

最終更新: 約2分で読めます

家賃の滞納や敷金の返還トラブルに悩むオーナー・管理者にとって、少額訴訟は費用と時間を抑えながら法的解決を図れる有効な手段です。制度の概要から訴状の書き方まで実務的に解説します。

少額訴訟とは何か?不動産トラブルでどう活用できるのか?

少額訴訟とは、請求金額60万円以下の場合に簡易裁判所で原則1日で判決が得られる裁判制度です。平成10年から導入され、訴状作成が簡略化されているため弁護士に依頼せずとも手続きが可能です。

不動産賃貸借契約における少額訴訟の対象とは?

家賃の支払い請求と敷金の返還請求が主な対象です。

家賃滞納者への金銭支払請求

度重なる催促にも応じない滞納者への対応策です。契約書・領収書・覚書などの証拠書類を事前に準備しておくことが重要です。判決内容に従わない場合は強制執行も可能です。

敷金返還の請求

必要書類として、賃貸借契約書・敷金精算書・原状回復明細書・内容証明郵便の配達証明・入退去時の写真などを揃えます。

少額訴訟の具体的な流れはどうなっているか?

訴状提出から判決まで、原則として1日で完結する点が最大の特徴です。

  1. 訴状の提出:管轄の簡易裁判所へ。裁判所窓口で作成サポートを受けられる
  2. 訴状受理:審査後に口頭弁論期日が指定される
  3. 裁判日:15分前までに到着。遅刻・欠席は相手の主張が認められるリスク
  4. 判決:即日言い渡し。和解勧告されるケースも多い

訴状の書き方のポイントは?

A4片面、12ポイントのフォントで作成します。主な記載項目は以下の通りです。

  • 事件名:「滞納家賃請求事件」「敷金返還未払い事件」など
  • 請求の原因:5W1Hに沿って具体的に記載
  • 添付書類:証拠説明書、手数料、郵便切手、印鑑

よくある質問(FAQ)

Q. 少額訴訟の費用はいくらかかりますか?

印紙代は請求金額に応じて1,000〜6,000円程度です。弁護士なしで進められるため費用を大幅に抑えられます。

Q. 少額訴訟から通常裁判に移行することはありますか?

はい。被告が通常訴訟への移行を申し立てた場合、通常の民事訴訟に切り替わります。

Q. 60万円を超える滞納家賃の場合はどうすればよいですか?

通常の民事訴訟や調停を検討する必要があります。専門家への相談をおすすめします。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者