賃貸物件を探す際、最寄り駅との距離は重要な条件のひとつです。駅から遠い物件には安い家賃や静かな環境というメリットがある一方で、通勤の負担増といったデメリットも存在します。契約後の後悔を防ぐために、双方を正しく理解しておくことが大切です。
駅から遠い物件とはどのくらいの距離を指すのか?
一般的に徒歩10分以内(約800m)が「駅近」とされており、徒歩15分以上(約1.2km〜)が駅から遠い物件の目安です。不動産表示の「徒歩○分」は80m=1分で換算されており、実際の所要時間とは差が生じることもあります。
駅から遠い賃貸を選ぶ6つのメリット
1. 家賃が安い
駅近と同じ広さ・間取りでも、1〜2万円程度安くなることが多いのが駅遠物件の最大のメリットです。需要が低いため家賃相場が低く設定される傾向があります。
2. 立地以外の条件が良い場合も多い
入居者を集めるために、広い部屋・セキュリティ強化・リフォーム済みなど好条件が揃っている物件も多く見られます。
3. 周辺環境が静か
路線沿いの騒音や踏切音がなく、閑静な住宅街に位置するケースが多いため、静かな暮らしを求める人に向いています。
4. 緑が多い
公園が近い物件が多く、子育て世帯や運動好きの人にも好まれます。季節の植物を楽しめる環境に恵まれていることも特徴です。
5. 適度な運動になる
駅まで徒歩15〜20分の移動を習慣化すれば、運動不足解消や体力維持にもつながります。自転車を活用するのも効果的です。
6. 近隣の物価が安い
駅周辺と比べて土地代が安いため、スーパー等の価格帯も低い傾向があり、生活費を抑えやすいです。
駅から遠い賃貸を選ぶ9つのデメリット
1. 通勤・通学に時間がかかる
自宅〜駅の移動時間が増えるため、早起きや時間管理が必要になります。バス・自転車・原付を活用して移動の負担を軽減しましょう。
2. 天候が悪い日は特に苦痛
雨・雪の日は自転車が使えず、混雑したバスを待つ必要が生じます。
3. 友人を呼びにくい
アクセスが不便なため、友人や恋人を自宅に招くのにハードルが上がります。
4. 駐輪・駐車場代がかかる
自転車や車の月極費用が加わると、家賃の安さが相殺されることもあります。
5. バスの本数が少ない場合も
地域によっては本数が少なく最終時刻が早いため、生活パターンに合わせた確認が必要です。
6. 自分の時間が減る
通勤に時間がかかると、趣味・睡眠・食事など自分のための時間が削られます。
7. 利便施設が少ない
スーパーやコンビニが遠い場合もあり、在宅ワーカーや自宅にいる時間が長い人には特に不便を感じやすいです。
8. 夜道が不安
街灯が少なく人通りも減るため、特に女性の一人暮らしでは防犯面への注意が必要です。
9. 忘れ物がしたら取りに戻れない
電車・バスの時間との兼ね合いで、忘れ物への対応が駅近よりも難しくなります。
通勤時間は何分ならストレスが少ないのか?
SUUMOの調査によると、通勤時間30分未満のストレス度は7.5〜10%と低く、30分を超えると30〜50%台まで上昇するという結果が出ています。駅から遠い物件を選ぶなら、トータルの通勤時間が30分以内に収まるエリアで探すのが現実的です。
自分に合う賃貸物件を選ぶポイント
物件選びでは最初に「家賃・立地・広さ」の3条件を決め、次に設備・階数・ベランダ・宅配ボックスなどの細かい条件を絞り込んでいくと選択しやすくなります。信頼できる不動産管理会社の選び方も参考にしながら、物件探しを進めてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 駅から徒歩何分が「駅遠」の目安ですか?
一般的に徒歩15分(約1.2km)以上が駅遠とされています。10分以内が駅近の基準です。
Q2. 駅から遠い物件は家賃がどれくらい安いですか?
同条件の駅近物件と比べ、1〜2万円程度安くなるケースが多いです。地域・物件によって異なります。
Q3. 駅遠でも生活しやすいエリアはどう見つけますか?
スーパー・病院・公園などの施設が徒歩圏内にあるか、バス路線の本数を事前に確認することが重要です。
Q4. 女性の一人暮らしで駅遠物件は危険ですか?
物件ごとに治安・街灯・人通りを確認することが大切です。オートロックや防犯カメラの有無もチェックしましょう。
