アパート経営やマンション経営をする際、不動産管理会社の活用はオーナーの負担軽減に不可欠です。しかし中には悪質な会社もあるため、慎重な選定が求められます。
本記事では、不動産管理会社の具体的な業務内容、費用相場、選び方のポイントを解説します。
不動産管理会社はどんな業務を行うのか?
入居者の募集
空室リスクを回避するため、ノウハウと実績が豊富な管理会社に任せることが重要です。営業力の高い会社を選びましょう。
賃貸契約の手続き
契約書作成や更新手続きなど、副業オーナーには負担の大きい事務作業を代行してくれます。
家賃集金・滞納対応
全入居者が毎月きちんと支払うとは限りません。専門的なノウハウを持つ管理会社が適切に督促を行います。家賃保証会社加入が条件の場合、オーナーが直接督促する必要はありません。
クレーム・トラブル対応
騒音、異臭、水漏れ、ペット問題など多岐にわたるクレーム対応は、精神的負担も大きいため管理会社への委託が賢明です。
退去時の立会い・清算
敷金返還をめぐるトラブルは多く、「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に基づいた適切な対応には専門知識が必要です。
建物メンテナンス・設備管理
外壁・共用部の定期点検、消防設備や浄化槽の法定点検、エレベーターの定期検査など、資産価値維持に欠かせない業務を担います。
長期修繕計画の立案
RC造は築5〜10年で各種塗装・設備修理、築11〜15年で外壁塗装・防水対策、築21〜25年で全体修繕が目安です。
不動産管理会社の3つの種類とは?
- 管理業務特化型:入居者対応と建物管理に特化。近隣に安定した需要源がある場合に適合
- 仲介業務特化型:営業力を活かした入居者募集・内覧案内・契約締結が得意
- 管理と仲介の両方:最も機動的で効率的。1社で完結するためオーナーの負担が最小
管理会社に支払う費用の相場とは?
- 管理委託費用:月額家賃×5%が相場
- 仲介手数料:月額家賃+消費税が上限。借主・貸主の折半もあり
管理会社を選ぶ際に確認すべきポイントとは?
- 業務範囲:管理・仲介の両方に対応しているか
- 管理費:相場(家賃の5%前後)からかけ離れていないか
- 集客力:リーシング業務のノウハウと実績
- トラブル対応力:迅速な対応体制があるか
- 報告体制:月次報告の頻度と内容
よくある質問(FAQ)
管理会社と仲介会社の違いは何ですか?
管理会社は物件の維持・管理・入居者対応を行い、仲介会社は物件の紹介・契約仲介を行います。管理会社は宅地建物取引業には該当しません。
管理委託費用の相場はいくらですか?
月額家賃の5%前後が一般的です。空室でも費用は発生するため、業務内容と費用のバランスを確認しましょう。
管理会社はどんな法定点検を行いますか?
消防設備点検、簡易専用水道検査、浄化槽の保守点検、エレベーターの定期検査などを管理会社が手配・実施します。