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事業用物件のA工事・B工事・C工事の違いとは?費用負担・工事権限・注意点を解説

事業用物件のA・B・C工事の違いを解説。工事対象・費用負担・業者選定権限の区分、C工事での相見積もり・原状回復義務など注意点をプロ向けに紹介。

最終更新: 約2分で読めます

事業用物件の内装工事にはA工事・B工事・C工事の3つの区分があり、それぞれ工事対象・費用負担・業者選定の権限が異なります。特にB工事はトラブルが多い領域です。各区分の違いと注意点を解説します。

C工事とは何か?

C工事とは、オフィスや店舗などの内装設備・什器・壁紙・照明・回線工事など、退去時に原状回復できる部分を対象とした工事です。業者選びから費用負担まですべて入居者の責任ですが、自分好みの空間に仕上げられるのが特徴です。

A工事・B工事・C工事の違いとは?

区分工事対象工事権限業者選定費用負担
A工事建物本体(外壁・階段・EV等)オーナーオーナーオーナー
B工事物件内の安全設備(防災・給排水等)オーナーオーナー入居者
C工事内装・什器・回線等入居者入居者入居者

B工事が最もトラブルが多いのは、工事権限と費用負担が分離しているためです。オーナー指定の業者のため値段交渉が難しく、割高になりやすい構造があります。

C工事で注意すべきポイントとは?

相見積もりを必ず取る

自分で業者を選定できるメリットを活かし、複数の業者から見積もりを取得して費用と実績を比較しましょう。

オーナー・他テナントへの配慮

費用は入居者負担でも、工事前にはオーナーの承認が必須です。工事中の騒音・振動への配慮として、他テナントへの挨拶も忘れずに行いましょう。

原状回復義務を忘れない

退去時には入居前の状態に戻す原状回復義務があります。工事規模が大きいほど撤去費用も高額になるため、退去時のコストも考慮した上で工事計画を立てましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. B工事の費用を抑えるにはどうすればよいですか?

入居前にB工事の範囲と想定費用を確認し、可能な範囲でC工事に振り替える交渉を行いましょう。契約時に工事区分表を取り交わすことが重要です。

Q. 居抜き物件ならC工事費用を抑えられますか?

はい。前テナントの内装をそのまま利用できるため、C工事の費用を大幅に削減できます。ただし、設備の状態確認は入念に行いましょう。

Q. C工事でDIYは可能ですか?

簡易な内装工事であれば可能ですが、電気工事や配管工事には資格が必要です。また、オーナーの承認が前提となります。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
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  • 貸金業務取扱主任者