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店舗付き住宅とは?賃貸経営のメリット・収益性・注意点を投資家向けに解説

店舗付き住宅(ミクストユース物件)の特徴と賃貸オーナーのメリットを解説。内装費不要・保証金償却・空室対策効果から借主側のメリット・注意点まで投資家・オーナー向けに詳説します。

最終更新: 約3分で読めます

店舗付き住宅は、1階が店舗・上階が住居というハイブリッド型の不動産です。従来の事業用専門賃貸に比べてリスクが分散され、収益安定性が高いことから不動産投資家の注目を集めています。

店舗付き住宅とは何か?

店舗付き住宅とは、主に1階部分が事業用店舗、その上階が賃貸住居となっているミクストユース(複合用途)物件です。事業用と住居用の賃料収入を同時に得られる点が特徴で、空室リスクの分散にも有効です。

賃貸オーナーにとってのメリットとは?

内装費がかからない

店舗スペースは内装を施さずに引き渡すスケルトン渡しが基本です。退去時の原状回復義務を借主に負わせる特約も設定可能で、オーナーの修繕負担を大幅に削減できます。

空室対策につながる

コンビニ・ドラッグストア・飲食店などのテナントが入ることで住居部分の利便性も向上し、入居者へのアピールポイントになります。空室率の低下が期待できます。

高額の保証金設定と償却が可能

住居用は通常1ヶ月分の敷金ですが、店舗部分では6〜12ヶ月分の保証金設定が可能です。さらに保証金の一部を償却金として設定することで、退去時に返還不要な収入として計上できます。

借主側のメリットとは?

  • 通勤コスト・時間ゼロ:住居と店舗が同じ建物内のため移動不要
  • 店舗家賃ゼロ:店舗スペースの追加家賃が不要(住居家賃のみ)
  • 休憩・仮眠室の確保:24時間営業や多スタッフ体制にも対応しやすい
  • 余剰スペースを在庫保管に活用:小売業に特に有効
  • 転貸による副収入:店舗を第三者に貸してテナント収入を得ることも可能

店舗付き住宅の注意点とは?

オーナーが借主に説明すべき主な注意点は以下の3点です。

  1. 音の問題:住居から店舗・その逆方向に音が漏れる可能性がある
  2. オンとオフの切り替えが難しい:同じ敷地内での生活・仕事の分離には意識的なルール作りが必要
  3. 家族構成変化への対応が難しい:気軽に住まいを変えられないため、長期経営意欲のある借主に向いている

混合用途物件の収益性分析については賃料設定が売却価格を左右する理由も参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 店舗付き住宅は一般の賃貸物件より高利回りですか?

一般的に事業用テナントは住居用より高い賃料設定が可能なため、適切な条件で契約できれば高利回りが期待できます。ただし空室リスクも事業用の方が高い場合があります。

Q2. 保証金の償却設定はどのくらいが妥当ですか?

一般的に保証金の10〜30%程度が償却金として設定されるケースが多いです。地域の相場・業種・賃料水準に応じて設定しましょう。

Q3. テナントが退去した場合の修繕は誰が負担しますか?

スケルトン渡しの場合、原状回復(スケルトン状態への戻し)は借主負担とする特約が有効です。ただし契約書への明記が必須です。

Q4. 住居部分と店舗部分で契約を別々にすることはできますか?

はい。住居部分と店舗部分で別々の契約書を作成することが可能です。それぞれ適切な条件・期間を設定しましょう。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者