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中国の不動産投資を始める前に知るべきリスクと成功のコツ

中国不動産投資の土地使用権制度・外国人規制・税制・購入手続きを徹底解説。緩やかな価格上昇が続く中国市場のリスクと対策を押さえてから投資を始めましょう。

最終更新: 約3分で読めます

中国は今もなお緩やかな不動産価格上昇が続いており、世界中の投資家が注目するクロスボーダー投資先です。ただし、土地所有の仕組みや外国人規制など、日本とは大きく異なるルールを理解しておくことが成功の前提条件です。

中国は不動産投資先として人気がある理由は?

世界第二位の経済大国である中国は、リーマンショック後の経済政策を機に2009年から不動産価格が上昇を続けています。ピーク時のような急騰は落ち着いたものの、緩やかな価格上昇が継続しており、有望な投資先として評価されています。ただし、バブル崩壊リスクは常に念頭に置く必要があります。

中国の不動産事情とは?

土地の所有権は中国政府にある

中国では土地の所有権は中国政府にあります。不動産を取得する場合、投資家が購入するのは「土地使用権」(最大70年)です。期限の1年前までに延長申請は可能ですが、再度の使用料支払いが必要になります。

外国人が購入するには規制がある

投資目的で2件目以降を購入する際は、外商投資企業の設立が必要です。地域によっては頭金70%以上の要件や購入後5年の転売禁止ルールが設けられている場合もあります。

不動産購入時の税金はいくら?

購入税は都市によって異なりますが、購入金額の1〜5%が目安です。収入印紙(購入額の0.5%)やリース・融資契約に応じた印紙税も別途必要です。現在は日本の固定資産税に相当する税金はありませんが、導入の動きもあり注意が必要です。

中国の不動産を購入する手順は?

何よりも市場リサーチが重要

北京・上海・大連・深セン・広州など多くの選択肢がある中国では、徹底的な市場調査が最優先です。現地に詳しいプロへの調査依頼も有効な選択肢です。

物件情報の確認と内覧

中古物件はほぼ内覧可能ですが、新築は引渡し前の内覧が難しいケースが多いです。グレードの高いマンションならモデルルームで内装を確認できます。

資金調達と購入手続き

現地銀行の住宅ローンを活用できます。購入意向書を交わし手付金(物件価格の1〜5%)を支払った後、本契約で不動産価格の約2割を支払い、公証手続き完了後に登記が完了します。

よくある質問(FAQ)

Q. 外国人は中国で不動産を自由に購入できますか?

1件目が住居用の場合は比較的手続きが簡単ですが、2件目以降は外商投資企業の設立が必要です。永住・外交・公用ビザ保有者は条件が緩和される場合があります。

Q. 土地使用権が切れたらどうなりますか?

期限(最大70年)の1年前に延長申請が可能です。再度の土地使用料支払いが必要になりますが、現時点では延長自体は認められています。

Q. 中国不動産投資に適した都市はどこですか?

北京・上海は流動性が高く人気ですが価格も高いです。大連・深センなど成長著しい都市も注目されています。現地市場の詳細調査が不可欠です。

Q. 中国不動産のバブル崩壊リスクはありますか?

価格上昇は続いているものの、崩壊の可能性は常に指摘されています。市場・政府の動向を継続的にモニタリングし、出口戦略を事前に準備することが重要です。

Q. 購入後の維持費用はどのくらいかかりますか?

現在は固定資産税相当の税金はありませんが、管理費・修繕費が発生します。将来的な固定資産税導入の動向も注視が必要です。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者