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COLUMN

賃貸物件の植栽ガイド|空室対策に効果的な導入メリット・管理方法・費用を解説

賃貸物件の植栽で空室対策。植栽の種類・導入メリット・管理費用・手入れ方法を徹底解説。シンボルツリーやグランドカバーなど、物件の価値を高める緑化のポイントを紹介します。

最終更新: 約5分で読めます

多くの入居者を集めるうえで、外観の管理が行き届いているかどうかは重要なポイントです。近年、賃貸物件に植栽を取り入れる大家さんが増えています。本記事では、植栽の基礎知識から賃貸物件に導入するメリット・デメリット、管理の仕方まで詳しく解説します。物件のイメージアップを図りたい方はぜひ参考にしてください。

賃貸物件に彩りを与える植栽とは?

植栽とは、草花や樹木を植えてその場所に定着させ、枝葉を剪定して形を整えることです。植物は環境によって育ちやすさが異なり、植える向きや角度で見た目にも大きな違いが出ます。適切な計画に基づいて植えることが重要です。

植栽の主な種類

  • シンボルツリー:庭のシンボルとなる木で、玄関付近や庭の中心に配置します。オリーブ・シマトリネコ・ヤマボウシなどが人気です。
  • 庭木:庭に植える木の総称で、果実がなる木や目隠し用の常緑樹など多様な役割を持たせられます。
  • 低木:成長しても1〜2m程度の木で、花壇の縁取りや歩道沿いの植栽に適しています。
  • グランドカバー:地面を覆うように広がる植物で、雑草抑制や土壌保護の効果があります。
  • 草花:季節ごとに彩りを添える花々で、花壇やプランターで手軽に楽しめます。

植栽にはどんなメリットがある?

賃貸物件に植栽を導入するメリットは多岐にわたります。

  • 物件の第一印象が向上する:手入れの行き届いた緑があるだけで、物件の印象が大きく変わります。内覧時の好感度アップに直結します。
  • 空室対策になる:外観が魅力的な物件は入居希望者を引きつけやすく、空室期間の短縮につながります。
  • 資産価値の維持:美しい外構は物件全体の資産価値を高めます。
  • 遮熱・防風効果:樹木が日差しを遮り、夏場の室温上昇を抑える効果が期待できます。
  • 防犯効果:適度な植栽は見通しを確保しつつ、敷地内への侵入を抑止する効果があります。

植栽のデメリットにはどんなものがある?

植栽にはメリットだけでなく、以下のデメリットも考慮する必要があります。

  • 管理コストがかかる:剪定・水やり・施肥・病害虫対策など、定期的なメンテナンスが必要です。
  • 落ち葉の処理:落葉樹は秋に大量の落ち葉が出るため、清掃の手間がかかります。排水溝の詰まりにもつながります。
  • 害虫の発生:樹木によっては毛虫やアブラムシなどが発生し、入居者からの苦情の原因になります。
  • 根の成長による被害:根が成長して配管や舗装を破損するケースがあります。

植栽を導入する際の注意点とは?

植栽を計画する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 日当たりと風通し:植物の種類によって必要な日照条件が異なります。北側には耐陰性のある植物を選びましょう。
  • 成長後のサイズ:将来的な大きさを想定して植える場所を決めることが重要です。
  • アレルギーへの配慮:スギやヒノキなど花粉が多い樹木は避けるのが無難です。
  • 有毒植物の排除:キョウチクトウやトリカブトなど有毒な植物は安全上避けましょう。

植栽の管理は大家と入居者どちらの責任?

植栽の管理責任は、原則として大家(オーナー)が負うケースが一般的です。共用部分の植栽管理は建物全体の維持管理の一部であり、管理会社に委託することもできます。

ただし、専用庭付きの物件では入居者に日常的な手入れをお願いするケースもあります。この場合は、賃貸契約書に管理範囲と負担を明記しておくことがトラブル防止のポイントです。

植栽のお手入れ方法とは?

植栽を良好な状態に保つための基本的なお手入れ方法を紹介します。

  • 水やり:植え付け直後は毎日、定着後は週1〜2回が目安です。夏場は朝夕の涼しい時間帯に行いましょう。
  • 剪定:年1〜2回、樹形を整えるために行います。落葉樹は冬季、常緑樹は梅雨明け〜秋口が適期です。
  • 施肥:年に2〜3回、植物の成長期に合わせて肥料を与えます。
  • 病害虫対策:早期発見が重要です。定期的に葉の裏や幹の状態をチェックしましょう。
  • 除草:雑草は定期的に取り除きます。防草シートやグランドカバーの活用も効果的です。

お手入れを業者に依頼する場合の費用は?

植栽管理を専門業者に依頼する場合の費用相場は以下のとおりです。

作業内容費用相場
剪定(低木1本)1,000〜3,000円
剪定(中高木1本)5,000〜15,000円
除草(1㎡あたり)500〜1,000円
消毒・害虫駆除3,000〜10,000円
年間管理契約月額5,000〜30,000円

費用を抑えたい場合は、シルバー人材センターへの依頼もおすすめです。一般的な造園業者より安価で対応してもらえるケースが多く、地域の高齢者の活躍の場にもなります。

よくある質問(FAQ)

植栽は空室対策に効果がありますか?

はい。手入れの行き届いた植栽がある物件は内覧時の印象が良く、入居率の向上につながります。特にエントランス周りの緑化は効果的です。

植栽の費用は経費に計上できますか?

はい。植栽の購入費用や管理費用は、不動産経営の経費として計上できます。ただし、高額な庭園工事の場合は資本的支出として減価償却の対象になることがあります。

手入れが楽な植栽はありますか?

常緑樹のシマトリネコやオリーブ、グランドカバーのタマリュウやクラピアなどは比較的手入れが容易で、賃貸物件の植栽として人気があります。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者