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賃貸物件の鍵トラブル完全ガイド|費用負担・対処法・交換方法を管理実務の視点で解説

賃貸物件で起きる鍵トラブルの種類・費用負担・自分でできる対処法を管理実務の観点から解説。鍵紛失・破損・回らない時の正しい手順とやってはいけない行為を網羅。

最終更新: 約4分で読めます

賃貸マンションやアパートで暮らしていると、鍵トラブルに見舞われることは誰にでもあります。鍵が壊れた・紛失した・回らなくなったというケースはいずれも迅速な対応が必要です。本記事では、鍵交換の費用負担・よくある鍵トラブルの対処法・鍵が回らない時の正しい対処法を管理実務の視点から解説します。

賃貸物件の鍵交換費用は誰が負担するのか?

入居時の鍵交換費用は、原則として入居者が負担します。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では大家側負担が妥当とされていますが、法的拘束力はなく、契約書に入居者負担の旨が記載されていればそれに従う必要があります。

  • 管理会社によっては費用を負担してくれるケースもあるため、契約前に確認を
  • 費用相場:ディスクシリンダー約15,000円 / ディンプルキー約25,000〜30,000円 / カードキー約50,000〜100,000円

賃貸で多い鍵トラブルとは?正しい対処法を解説

管理実務において最も多い鍵トラブルは「鍵の破損」と「紛失」の2種類です。いずれも自己判断での対処は逆効果になりやすく、まず管理会社・大家へ連絡することが原則です。

鍵が壊れた場合

鍵穴に潤滑油を注入するなど自己対処は一時的な改善にとどまることが多く、経年劣化と認定されなくなり入居者負担になるリスクがあります。速やかに管理会社へ連絡してください。

鍵を紛失した場合

  1. 管理会社に連絡する(営業時間外は24時間サポートを利用)
  2. 最寄りの交番で紛失届を提出する
  3. 見つからない場合は鍵を交換する(入居者負担)

鍵開け専門業者への依頼は6,000円程度が相場です。免許証など個人情報と一緒に紛失した場合は、悪用リスクを防ぐため速やかに交換を検討してください。

賃貸物件の鍵を勝手に交換してはいけない理由

賃貸物件の鍵を無断で交換することは賃貸契約違反となります。悪質と判断された場合は損害賠償を請求されるリスクもあります。鍵の交換には必ず管理会社・大家の許可が必要です。

なお、鍵交換を自分で行う条件は以下の3つです。

  • 鍵の種類が適合している
  • 大家の許可を得ている
  • 退去時の対応について合意している

鍵の種類と防犯性能の比較

種類交換費用目安防犯性
ディスクシリンダー約15,000円低(2001年製造中止)
ロータリーディスク(U9)約15,000円
ピンシリンダー約15,000〜20,000円
ディンプルキー約25,000〜30,000円
カードキー約50,000〜100,000円最高

鍵が回らない時の対処法と絶対にやってはいけない行為

鍵が回らない原因は、汚れ・摩耗・凍結などが考えられます。以下の手順で対処してください。

  1. 鍵の汚れを柔らかい歯ブラシで掃除する
  2. 鍵穴を掃除機やエアダスターで清潔にする
  3. 鍵穴専用の潤滑油(または鉛筆の黒鉛)を使用する
  4. スペアキーで試す
  5. 改善しない場合は管理会社に相談してシリンダー交換を依頼

やってはいけない行為:水やお湯をかける / 専用外の潤滑油(クレ556など)を使用 / 強引に回す / ピッキングを試みる / 自分で分解する

よくある質問(FAQ)

Q. 入居時の鍵交換費用は必ず入居者が払うのですか?
A. 法的拘束力はなく契約書の記載次第ですが、多くの場合は入居者負担となっています。契約前に確認しましょう。
Q. 鍵を紛失したら鍵交換費用は誰が負担しますか?
A. 入居者の不注意による紛失の場合、鍵交換費用は入居者負担となります。
Q. 鍵が回らなくなったらすぐ業者に頼むべきですか?
A. まず掃除や潤滑油などを試してから、改善しない場合は管理会社に相談してください。賃貸では無断でシリンダー交換は禁止です。
Q. 管理会社が休みの深夜に鍵を紛失した場合はどうすればいいですか?
A. 管理会社の24時間サポートを利用するか、鍵開け専門業者(6,000円程度)に依頼してください。
Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者