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A工事・B工事・C工事の違いとは?オフィス移転で知るべき工事区分とコスト削減法

オフィス移転時のA工事・B工事・C工事の違いを解説。トラブルが多いB工事の注意点とコスト削減のための交渉ポイントを紹介します。

最終更新: 約2分で読めます

オフィス移転時に避けて通れないのがA工事・B工事・C工事の区分です。特にB工事は、借主が費用を負担するにもかかわらず業者を選べないため、最もトラブルが多い区分です。各工事区分の違いとコスト削減策を解説します。

A工事・B工事・C工事の違いとは?

区分内容発注者費用負担
A工事ビル本体(外壁・共用トイレ・エレベーター・消防設備等)オーナーオーナー
B工事テナント区画内だがビル全体に関わる設備(空調・防水・分電盤・排水・排気)オーナー指定業者借主
C工事テナント内部(クロス張替え・配線・照明・電話工事等)借主が選定借主

なぜB工事がトラブルになりやすいのか?

B工事は借主が費用を負担するのに業者を選べないという構造的な問題があります。見積もりを確認せずに契約してしまうと、予算の倍近い金額を提示されるリスクがあります。

  • オーナー指定業者のため価格交渉がしにくい
  • 契約後の変更や解約は困難
  • 対策:契約前にB工事の見積もりを必ず取得すること

B工事に含まれる主な5つの設備とは?

  1. 分電盤:テナントごとに設置され、漏電検知・電気使用量管理の役割
  2. 空調設備:ビル衛生管理法で必要とされる設備。ビル全体に関わるためB工事
  3. 排水設備:年1回の法定点検義務あり。不具合は悪臭や汚水逆流の原因に
  4. 防水設備:建物の構造劣化防止に不可欠。定期メンテナンスが重要
  5. 排気設備建築基準法で基準が定められている

FAQ

Q. B工事をA工事に変更してもらうことは可能ですか?

交渉次第で可能な場合があります。特にビル全体の資産価値に関わる工事はオーナー負担にできる場合があるので、積極的にかけあってみましょう。

Q. C工事の割合を増やすにはどうすればいいですか?

工事区分はビルによって異なります。契約前に工事区分表を確認し、C工事の範囲を広げる交渉を行いましょう。

Q. B工事の費用相場はどのくらいですか?

工事内容や規模によりますが、一般的にC工事の1.5〜2倍程度の費用がかかることがあります。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
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