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COLUMN

基礎工事とは?建物の安全を支える役割・種類・費用相場・施工の流れを解説

建物の基礎工事の役割・種類(ベタ基礎・布基礎・杭基礎)・費用相場・施工の流れを解説。メンテナンスのポイントも紹介。INA&Associates

最終更新: 約4分で読めます

基礎工事は、建物の安全性と耐久性を支える最も重要な工事の一つです。基礎が不十分だと、建物全体の強度や寿命に影響を及ぼします。本記事では、基礎工事の役割や種類、費用相場、施工の流れ、メンテナンスのポイントを解説します。

建物における基礎工事の役割とは?

基礎工事とは、建物の土台となる構造部分を作る工事です。建物の重さを地盤に伝え、地震や地盤沈下から建物を守る重要な役割を担っています。

基礎工事が果たす3つの役割

基礎には主に3つの役割があります。第一に建物の荷重を地盤に均等に伝えること、第二に地震の揺れを分散して不同沈下を防ぐこと、第三に地表の湿気や雨水から建物を守ることです。

基礎には寿命がある

鉄筋コンクリート製の基礎にも寿命があり、一般的に30〜60年程度とされています。基礎を後から作り直すのは極めて困難なため、初期施工の品質と定期的なメンテナンスが重要です。

基礎工事にはどんな種類がある?

基礎工事は大きく「杭基礎」と「直接基礎」の2種類に分けられます。地盤の状態や建物の規模に応じて選択されます。

杭基礎とは

地盤が弱い場合に、深い支持層まで杭を打ち込む工法です。大規模な建築物に多く採用され、耐久力が高いのが特徴です。場所打ちコンクリート杭工法や既製杭工法があります。

直接基礎:ベタ基礎

建物の底面全体をコンクリートの盤で覆う工法です。荷重を広い面積で分散するため、地盤への負荷が少なく、湿気やシロアリの侵入も防げます。現在の住宅建築で最も一般的な工法です。

直接基礎:布基礎

建物の外周と主要な間仕切り壁の下にのみコンクリートの基礎を設ける工法です。ベタ基礎に比べてコストは抑えられますが、防湿性能は劣ります。

直接基礎:独立基礎

柱ごとに独立した基礎を設ける工法で、主に鉄骨造の建物に採用されます。工事の効率が良い反面、地盤の均一性が求められます。

基礎工事の費用相場はどのくらい?

基礎工事の費用は工法と建物の規模によって大きく異なります。事前に相場を把握しておきましょう。

ベタ基礎の費用相場

1坪あたり5〜8万円程度が目安です。30坪の住宅なら150〜240万円程度になります。

布基礎の費用相場

1坪あたり4〜6万円程度で、ベタ基礎より1〜2割ほど安くなるのが一般的です。

杭基礎の費用相場

杭の本数や長さにより大きく変動しますが、100〜300万円程度の追加費用がかかるケースが多いです。

基礎工事の施工の流れは?

基礎工事は建物建築の最初のステップです。一般的な施工の流れを把握しておきましょう。

地盤調査

まず地盤の強度を調査し、適切な基礎工法を選定します。軟弱地盤の場合は地盤改良工事が必要になります。

掘削・砕石敷き

基礎を作る範囲を掘削し、砕石を敷き詰めて転圧します。基礎全体の安定性を高める重要な工程です。

配筋・型枠設置

鉄筋を組み、コンクリートを流し込むための型枠を設置します。配筋の精度が基礎の強度に直結します。

コンクリート打設・養生

コンクリートを流し込み、適切な養生期間(一般的に1週間程度)を設けて強度を発現させます。

基礎部分のメンテナンスで注意すべきポイントは?

基礎の劣化を早期に発見し対処することが、建物の長寿命化につながります。

ひび割れの確認

0.3mm以上のひび割れは構造的な問題のサインです。定期的に目視点検を行い、発見したら専門家に相談しましょう。

水はけ・排水の確認

基礎周辺に水が溜まると劣化が加速します。排水溝の詰まりや地面の傾斜を定期的にチェックしてください。

シロアリ対策

基礎の隙間からシロアリが侵入する場合があります。定期的な防水処理と防蟻処理が重要です。

よくある質問(FAQ)

Q. ベタ基礎と布基礎はどちらが良いですか?

現在の住宅建築ではベタ基礎が主流です。防湿性が高く耐震性に優れるため、特に理由がなければベタ基礎を選ぶのが一般的です。

Q. 基礎工事の期間はどのくらいかかりますか?

一般的な戸建住宅で2〜4週間程度です。地盤改良が必要な場合はさらに1〜2週間かかります。

Q. 基礎のひび割れは修理できますか?

軽微なひび割れはエポキシ樹脂の注入で補修可能です。重大な構造クラックの場合は専門の補強工事が必要になります。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
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  • 行政書士
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