Skip to content
Real Estate Intelligence
COLUMN

賃貸物件のドア交換費用はいくら?種類別の相場・耐用年数・注意点を解説

賃貸アパート・マンションのドア交換費用を種類別に解説。玄関ドアの耐用年数やトラブル対処法、空室対策としてのリフォーム効果もご紹介します。

最終更新: 約4分で読めます

賃貸アパートやマンションを経営する上で、ドアのメンテナンスは避けて通れません。きしみやがたつき、閉まりの悪さなどのトラブルは入居者の不満につながり、放置すれば退去原因にもなります。この記事では、ドア関連のトラブルの種類から交換費用の相場、注意点までを詳しく解説します。

賃貸物件で起こるドア関連のトラブルとは?

ドアのトラブルは経年劣化や使用頻度によって様々な形で現れます。主なトラブルと応急対処法を確認しましょう。

ドアのきしみ

蝶番の緩みや変形が原因でドアがきしむことがあります。蝶番にシリコンスプレーを吹き付けることで改善する場合があります。集合住宅ではきしみ音が近隣への迷惑になるため、早めの対処が大切です。

ドアノブ・取っ手のがたつき

毎日の開閉による負荷でドアノブや取っ手ががたつくトラブルも多く見られます。修理のみなら1万円以下、交換の場合は1万円+部品代が相場です。

引き戸のスムーズでない動き

経年劣化や地震による歪みで、引き戸がスムーズに動かなくなるケースがあります。修理費用は1万~3万円程度ですが、改善しない場合はリフォームが必要です。

ドアクローザーの不調

ドアクローザーの不調はドアの閉まり具合に直接影響します。調節で済む場合は1万円以下、交換の場合は1万~2万円+部品代が相場です。

鍵のトラブル

鍵が抜けにくい、回りにくいなどの症状は、シリンダー内部の摩耗や汚れが原因です。潤滑剤の注入で改善する場合もありますが、交換が必要なケースでは2万~5万円程度の費用がかかります。

賃貸物件で使われるドアにはどんな種類がある?

賃貸物件のドアは大きく「開き戸」と「引き戸」に分類されます。

開き戸(スイングドア)

最も一般的なタイプで、片開きと両開きがあります。気密性・防音性に優れており、玄関ドアに多く採用されています。

引き戸(スライドドア)

横にスライドして開閉するタイプで、開閉スペースを取らないのが特徴です。バリアフリー対応や省スペース設計の物件で採用が増えています。

ドアの耐用年数はどれくらい?

ドア全体および各部品の耐用年数の目安は以下のとおりです。

部位耐用年数
ドア本体(木製)20~30年
ドア本体(金属製)30~40年
ドアクローザー10~20年
蝶番15~20年
ドアノブ・レバー10~15年
シリンダー錠10~15年

玄関ドア交換にかかる費用の相場は?

玄関ドアの交換費用は、工法やドアのグレードによって大きく異なります。

カバー工法

既存の枠を活かして新しいドアを取り付ける工法です。費用は15万~30万円程度で、工期は1日で完了するケースがほとんどです。壁や床への影響が少なく、賃貸物件のリフォームに適しています。

はつり工法

既存の枠ごと撤去して新設する工法です。費用は25万~50万円程度で、工期は2~3日かかります。開口部のサイズ変更が可能ですが、壁の補修が必要になる場合があります。

ドア交換で空室対策は可能なのか?

玄関ドアは入居者が最初に触れる設備であり、物件の第一印象を左右します。古びたドアを新しいものに交換するだけで、内見時の印象が大きく向上し、入居率アップにつながります。特にオートロック機能やスマートロックの導入は、セキュリティ意識の高い入居者へのアピールポイントになります。

ドア交換時に気をつけるべき注意点とは?

  • 管理規約の確認:分譲マンションの場合、玄関ドアは共用部分にあたるため管理組合の承認が必要
  • 防火性能の確認:防火地域内のマンションでは防火戸の基準を満たす必要がある
  • 採寸の正確さ:サイズが合わないドアを発注するとやり直しになり、余計な費用がかかる
  • 信頼できる業者の選定:複数社から見積もりを取り、施工実績を確認する

よくある質問(FAQ)

Q. ドア交換の費用は大家さんが負担しますか?

経年劣化によるドア交換は原則として大家さんの負担です。入居者の故意・過失による破損は入居者負担となります。

Q. ドアの交換工事中、入居者は部屋を使えますか?

カバー工法であれば数時間で完了するため、日中不在の間に施工可能です。はつり工法の場合は仮ドアを設置して対応します。

Q. 室内ドアの交換費用はどのくらいですか?

室内ドアは3万~10万円程度が相場です。枠ごとの交換が必要な場合は10万~20万円程度かかります。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者