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COLUMN

アパート経営の相談先はどこ?シーン別おすすめ相談先と無料窓口を紹介

アパート経営の相談はどこにすべき?経営前・経営後のシーン別相談先や無料窓口を紹介。初心者でも安心の相談先選びガイドです。

約7分で読めます

アパート経営は比較的堅実でリスクが少ない人気の投資先です。毎月の家賃収入や節税効果などメリットが多い一方、投資・経営という側面から様々なリスクも存在します。予期せぬ問題が発生した場合、正しい対処方法がわからない方も多いのではないでしょうか。本記事では、アパート経営で発生するリスクやトラブルについて解説するとともに、シーン別のおすすめ相談先や無料相談窓口をご紹介します。

アパート経営にはどのようなリスクがあるのか?

アパート経営には空室増加・家賃下落・修繕費用など8つの代表的なリスクがあります。事前に把握し対策を講じることが重要です。

空室増加

アパート経営で最大のリスクは空室の増加です。主な原因は、建物の経年劣化・立地条件・周辺地域のアパート供給過多・人口減少などが挙げられます。空室の増加は他のリスクを引き起こす原因にもなるため、他物件との差別化や入居者の幅を広げるなど早めの対策が必要です。

家賃の下落

空室が続くと家賃を下げて入居者を募集する必要が出てきます。家賃の下落は一度してしまうと簡単には戻せないため、慎重な判断が求められます。

借入金の返済リスク

空室増加や家賃下落が続くと、家賃収入に大きな影響が出て支払い能力がなくなる可能性もあります。現実的な空室率を想定した経営計画が不可欠です。

家賃滞納

3ヶ月以上の家賃滞納は賃貸借契約の解除事由になりますが、それまでの滞納分はオーナー側で負担しなければなりません。家賃保証会社の利用が有効な対策です。

修繕費用

築年数が上がるにつれ、お風呂場・キッチン・外壁など修繕費が大きく膨らみます。長期的な修繕計画と資金確保が重要です。

金利の上昇

変動金利でローンを組んでいる場合、金利上昇により返済額が増えるリスクがあります。自己資金の割合を増やす、固定金利を検討するなどの対策が有効です。

オーバーローン

アパート売却時にローン残債が売却価格を上回るケースです。相続時に発生しやすく、自己資金を増やして借入金を小さくしておくことが対処法です。

自然災害

地震・火災保険の加入は必須です。ハザードマップの確認や地盤改良の検討など、日頃からの対策で被害を最小限に抑えましょう。

アパート経営で困ったらどこに相談すべきか?

相談内容に応じて最適な相談先は異なります。以下が主な相談先です。

工務店

建物関連の相談に適しています。ハウスメーカーと比較して低価格で建物が建てられ、顧客の要望に柔軟に対応してくれるのが特徴です。

不動産管理会社

最も一般的な相談先であり、賃貸仲介・売買仲介・入居者募集・契約業務など不動産関連の取引全般に対応します。ストレスフリーな賃貸管理を実現するためにも、信頼できる管理会社選びが重要です。

金融機関

融資に関する相談先です。都市銀行・信用金庫・日本政策金融公庫など複数の金融機関を比較検討しましょう。

税理士・公認会計士

税金関連のスペシャリストです。個人や中小企業なら税理士、大規模経営なら公認会計士が適しています。節税対策・確定申告の相談も可能です。

ファイナンシャルプランナー

お金・経営・ライフプランなど総合的なアドバイスが受けられます。将来を見据えた資産運用や資金計画の相談に最適です。

アパート経営の流れと各シーンで適した相談先とは?

アパート経営は「経営前」と「経営後」で相談すべき相手が異なります。

経営前の相談先

相談内容おすすめ相談先
土地活用プラン建築会社・工務店・ハウスメーカー・不動産会社
融資ファイナンシャルプランナー・銀行・大手ハウスメーカー
家賃設定不動産会社・ファイナンシャルプランナー
税金対策税理士
経営全般のアドバイス大手ハウスメーカー
建築大手ハウスメーカー・工務店

経営後の相談先

相談内容おすすめ相談先
入居者募集・空室対策不動産会社
入居者同士のトラブル管理会社
家賃滞納トラブル賃貸管理会社
建物の管理・修繕管理会社・不動産会社

無料で相談できる窓口にはどのようなものがあるのか?

アパート経営のトラブル解決には、無料で利用できる相談窓口も活用しましょう。

法テラス

国が設立した法的トラブルの相談窓口です。各都道府県に事務所があり、弁護士・司法書士に無料で相談できます。電話相談は平日9:00〜21:00、土曜9:00〜17:00。メール相談は24時間365日受付です。

宅地建物取引業会

全国各地にある不動産業者の業界団体で、不動産関連の法規制に詳しい専任スタッフが相談に乗ってくれます。弁護士による無料相談を行っている支部もあります。

不動産流通推進センター

誰でも利用可能な無料の電話相談サービスを行っています。ただし、既に訴訟中の内容は相談対象外です。

国税庁電話相談センター

確定申告や青色申告など税務手続きに関する相談窓口です。アパート経営開始時の届出書類についても相談できます。

アパート経営セミナーに参加するメリットとは?

セミナー参加では、タイムリーな情報の入手・実体験に基づくアドバイス・不動産投資仲間との出会いが期待できます。

効果的なセミナーの選び方

  • 自分の経営方針や計画にマッチしたテーマのセミナーを選ぶ
  • 告知内容が具体的に書かれているセミナーは質が高い傾向
  • 講師の投資経験や口コミもチェックする

アパート経営の相談先を選ぶ際のポイントとは?

適切な相談先を選ぶには、解消したい問題の明確化・自分の希望の整理・複数の相談先の比較が重要です。

  • 問題を明確にする:悩みを紙に書き出しておくと伝えやすくなる
  • 希望を伝える:将来の展望を持っていれば、相談相手と建設的な議論ができる
  • 複数の相談先を比較する:実績や強みを確認し、複数に相談してアドバイスを比較する

アパート経営では、悩みの内容によって適切な相談先が異なります。各シーンで適した相談先を把握しておくことで、的確なアドバイスをもらいトラブルを早期に解決できるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q. アパート経営で最も注意すべきリスクは何ですか?

空室の増加が最大のリスクです。家賃収入の減少だけでなく、家賃下落・借入金返済困難など他のリスクの引き金にもなるため、差別化戦略や入居者層の拡大など早期の対策が重要です。

Q. アパート経営初心者が最初に相談すべき相手は?

経営全般のアドバイスなら大手ハウスメーカー、資金計画ならファイナンシャルプランナーや銀行がおすすめです。複数の相談先に相談してアドバイスを比較するとよいでしょう。

Q. アパート経営のトラブルを無料で相談できる場所はありますか?

法テラス(法的トラブル全般)、宅地建物取引業会(不動産関連)、不動産流通推進センター(電話相談)、国税庁電話相談センター(税務関連)などが無料で利用可能です。

Q. 家賃滞納が発生した場合、どこに相談すればよいですか?

まず賃貸管理会社に相談し、督促対応を依頼しましょう。自主管理の場合は自分で督促を行い、長引く場合は法テラスで法的なアドバイスを受けることをおすすめします。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

保有資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者