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アパート経営に必要な資金はいくら?初期費用の内訳と調達方法を解説

アパート経営に必要な初期費用・運営費用の内訳と、アパートローン・自己資金による調達方法を解説。失敗しない資金計画のポイントも紹介。INA&Associates

最終更新: 約4分で読めます

アパート経営を始めるには、物件建築費や各種税金、諸費用など多額の資金が必要です。必要な資金の全体像を把握し、適切な調達方法を選ぶことが経営成功の第一歩です。本記事では、アパート経営に必要な初期費用の種類と資金調達の方法を解説します。

アパート経営の初期費用にはどんなものがある?

アパート経営を始めるための初期費用は、大きく建築関連費用と各種税金・諸費用に分けられます。それぞれの内訳を把握しましょう。

物件建築費

アパート本体の工事費と設備の付帯工事費を合わせた建築費は、最大の支出項目です。本体工事には基礎・内装・外装・水回りが含まれ、付帯工事には水道・ガス・電気・空調の工事が含まれます。

設計費

設計士に依頼した場合、総工事費用の約10%が設計費の目安です。工事費が高額になるほど設計費の割合は下がる傾向があります。

不動産取得税

不動産取得税は固定資産税評価額の3%です。床面積が40〜240平米の場合は1,200万円の控除が適用されるため、事前に計算しておきましょう。

登録免許税

所有権保存登記や抵当権設定登記にかかる税金です。建物の固定資産税評価額の0.4%が基本税率で、住宅用の軽減措置が適用される場合もあります。

印紙税・仲介手数料

売買契約書やローン契約書に印紙税がかかります。中古物件を購入する場合は仲介手数料も必要です。

アパート経営の運営費用にはどんなものがある?

初期費用だけでなく、経営開始後も継続的にかかる費用を見込んでおく必要があります。

ローン返済

アパートローンの返済は最大の固定費です。金利タイプ(固定・変動)や返済期間によって月々の返済額が変わるため、慎重なシミュレーションが重要です。

管理委託費

管理会社に業務を委託する場合、家賃収入の3〜5%程度が管理委託費の相場です。入居者対応やメンテナンス手配を代行してもらえます。

修繕積立金

外壁塗装や屋根修繕などの大規模修繕に備えて、毎月一定額を積み立てておくことが重要です。築10〜15年で最初の大規模修繕が必要になるのが一般的です。

固定資産税・都市計画税

毎年かかる固定費として、固定資産税(評価額の1.4%)と都市計画税(評価額の0.3%)があります。住宅用地の軽減措置を確認しておきましょう。

火災保険・地震保険

建物の保全のため、火災保険と地震保険への加入は必須です。保険料は建物の構造や所在地により異なります。

アパート経営の資金はどうやって調達する?

アパート経営の資金調達には主にアパートローンと自己資金の2つの方法があります。適切な資金計画を立てましょう。

アパートローン(不動産投資ローン)

金融機関のアパートローンは、物件価格の70〜90%程度を借入可能です。金利は1〜3%台が一般的で、返済期間は20〜35年が多いです。

自己資金の準備

一般的に物件価格の10〜30%の自己資金が求められます。自己資金が多いほど融資条件が有利になり、返済負担も軽減されます。

日本政策金融公庫の活用

民間金融機関からの融資が難しい場合、日本政策金融公庫の融資制度も選択肢です。低金利で長期の借入が可能な場合があります。

資金計画で失敗しないためのポイントは?

資金計画の甘さはアパート経営の失敗に直結します。以下のポイントを押さえましょう。

収支シミュレーションを複数パターンで行う

空室率や金利変動、修繕費の増加など、リスクを織り込んだ複数のシナリオでシミュレーションしましょう。楽観的な想定だけでは危険です。

自己資金は余裕を持って確保する

予期せぬ修繕や空室への対応資金として、手元に一定の余裕資金を残しておくことが重要です。

返済比率を適正に保つ

家賃収入に対するローン返済額の比率は50%以下が理想です。返済比率が高すぎると、空室発生時に資金繰りが苦しくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. アパート経営の初期費用はどのくらいかかりますか?

物件規模によりますが、建築費を含めて3,000万〜1億円程度が一般的です。土地を既に所有している場合は建築費のみで済みます。

Q. 自己資金ゼロでもアパート経営は始められますか?

フルローンで始められるケースもありますが、金利が高くなり返済リスクが増します。最低でも物件価格の10%程度は自己資金を用意するのが望ましいです。

Q. アパートローンの審査で重視されるポイントは何ですか?

年収・勤続年数・自己資金の額に加え、物件の収益性(利回り)や立地条件が審査のポイントとなります。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
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  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者