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COLUMN

引越し保険とWi-Fi速度問題を解説|賃貸のインターネット完備物件選びの注意点

引越し保険の補償範囲とWi-Fi速度が遅い原因・対処法を徹底解説。インターネット完備・無料・対応の違い、物件選びの失敗を防ぐポイントまでわかりやすく紹介。

最終更新: 約4分で読めます

Wi-Fi完備の賃貸物件に引っ越したのに通信速度が遅い、不安定——そんな悩みを抱えた経験はないでしょうか。引っ越し時の保険で補償してもらえないか、そもそも何が原因なのか、対処法はあるのか。本記事では、引越し保険の補償範囲からWi-Fi回線が遅い原因・対処法・物件選びのポイントまでをわかりやすく解説します。

引越し時の保険とは?2種類の補償内容を理解しよう

引越し時に利用できる保険は主に2種類あります。どちらも「荷物の破損・紛失」に対応するためのものです。

運送業者貨物賠償責任保険とは?

引越し業者が加入する損害保険で、引越し作業中の荷物破損・紛失を補償します。依頼人の費用負担はゼロですが、業者の過失が証明されなければ補償を受けられません。現金・貴重品・希少品は補償対象外です。

引越荷物運送保険とは?

依頼人が任意で加入する保険(保険料の目安:1,000〜2,000円)です。業者の過失がなくても、依頼人の過失による破損・引越し中の盗難・もらい事故による損害を補償します。ただし、配送遅延・データ消失・地震等による損害は対象外です。

賃貸のWi-Fiが遅いのは保険の補償対象になるか?

結論として、引越し先のWi-Fiが遅い・不安定という問題は、引越し保険の補償対象外です。どちらの保険も「荷物」に関する補償のみであり、入居後のインターネット環境の問題はカバーされません。自分で原因を特定し、対処する必要があります。

Wi-Fi完備の賃貸物件で回線が遅い4つの理由

同一回線を多くの世帯で共有している

賃貸物件では1本の回線を複数部屋で分配しているケースが多く、夕方〜夜間の混雑時間帯に速度が著しく低下する原因となります。

光配線以外の配線方式が採用されている

LAN方式やVDSL(電話回線)方式は光配線方式より通信速度が劣ります。快適なネット環境を求めるなら光配線方式採用の物件を選ぶことが重要です。

接続機器の劣化・規格の古さ

古いWi-Fiルーター(IEEE802.11aなど旧規格)は、高速回線の速度に対応できません。LANケーブルによる有線接続で速度が改善するなら、機器側の問題と判断できます。

プロバイダの品質による影響

コスト削減のために安価なプロバイダを採用している物件では、混雑時の速度低下が顕著です。IPoE方式(IPv6)対応のプロバイダは混雑しにくく、安定した通信が期待できます。

インターネット対応・完備・無料の違いとは?

表現意味入居後すぐ使える?
インターネット完備大家が回線契約・各部屋への引込工事済み◎(ルーターは自分で用意)
インターネット無料完備 + インターネット料金不要
Wi-Fi完備完備 + 各部屋にルーター設置済み
インターネット対応共用部まで回線工事済み、各部屋は自分で契約△(別途工事・契約が必要)

Wi-Fi速度が遅い時の対処法(試しやすい順)

  1. ルーターを部屋の中央・床から1〜2mの高さに移動する
  2. ルーター・モデムを再起動する(コンセントを抜いて10秒後に再接続)
  3. LANケーブルで有線接続を試す
  4. 混雑しやすい時間帯(夕方〜夜間)を避けて利用する
  5. Wi-Fi周波数を2.4GHzから5GHzに切り替える
  6. IPv6(IPoE方式)への変更を大家に相談する
  7. 新しいルーター(IEEE802.11n以上の規格)に交換する
  8. ポケットWi-FiやホームルーターなどでSub回線を確保する

よくある質問(FAQ)

Q. 引越し業者の作業中にパソコンが壊れた場合、データも補償されますか?

パソコン本体の外観破損は補償されますが、内部データの消失はいずれの保険でも補償対象外です。重要なデータは事前にクラウドや外付けHDDにバックアップしておくことを強くおすすめします。

Q. インターネット対応物件に引っ越した場合、開通までどのくらいかかりますか?

プロバイダ選定・申し込みから回線開通まで、通常1〜3週間程度かかります。転居時期(3月〜4月は繁忙期で遅延しやすい)を考慮して早めに手配することをおすすめします。

Q. Wi-Fi完備の物件でも自分で別の回線を契約できますか?

可能ですが、既存のWi-Fiが家賃・管理費に含まれている場合は実質的に二重支払いになります。大家に事前確認し、光回線工事の許可を得ることが必要です。

Q. 5GHzのWi-Fiに切り替えると速くなりますか?

2.4GHzより通信速度は速いですが、障害物(壁・家具)に弱く、距離が離れると繋がりにくくなります。ルーターが近い環境では5GHz切り替えが効果的です。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者