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COLUMN

賃貸で温水洗浄便座は取り付け可能?種類・選び方・取り付け手順を徹底解説

賃貸物件でも温水洗浄便座は取り付け可能です。種類(貯湯式・瞬間式)の違い、選び方、DIY取り付け手順、注意点を解説。費用を抑えるコツも紹介します。

最終更新: 約8分で読めます

温水洗浄便座は現在広く普及しており、賃貸物件を探す際に条件に盛り込む方も多い人気設備です。しかし、入居した物件に温水洗浄便座がない場合、自分で取り付けることはできるのでしょうか?

今回は、温水洗浄便座のメリット・デメリット、種類、選び方、取り付け手順、賃貸ならではの注意点までを解説します。

温水洗浄便座を取り付けるメリットとは?

温水洗浄便座を導入することで、衛生面・快適性・経済面で複数のメリットが得られます。

肌への負担を軽減できる

温水で洗浄することでトイレットペーパーで何度も拭く必要がなくなり、デリケートな部分の肌トラブルを防止できます。トイレットペーパーの使用量も減るため、詰まりの回避やコスト削減にもつながります。

感染症予防につながる

便に含まれるウイルスや細菌を温水で洗い流してから拭くことで、感染リスクを抑えられます。手に付着する菌の数も少なくなり、清潔な状態を保ちやすくなります。

冷たい便座から解放される

温水洗浄便座は1年を通して便座が温かい状態を保ちます。冬場の冷え切った便座に座るストレスがなくなり、便座カバーも不要です。

温水洗浄便座のデメリットとは?

導入前に知っておくべきデメリットもあります。

ノズルの定期的な掃除が必要

ノズルは雑菌が繁殖しやすい箇所です。自動洗浄機能や除菌機能付きのタイプを選ぶと手入れの負担を軽減できます。

電気代がかかる

従来のトイレより固定費は高くなりますが、節水機能やオート節電機能付きのタイプなら省エネ効果が期待できます。長い目で見ればメリットの方が大きいでしょう。

温水洗浄便座にはどんな種類がある?

温水洗浄便座は「加熱方式」と「リモコンタイプ」の2つの観点で分類されます。

貯湯式と瞬間式の違い

貯湯式の特徴

内蔵タンクに水を貯めて加熱する方式で、ベーシック〜ミドルグレードに多く採用されています。タンク内の温水を使い切ると湯切れが起こるため、家族が多い場合は注意が必要です。

瞬間式の特徴

温水ヒーターで瞬間的に加熱するため、湯切れの心配がありません。ハイグレードタイプに搭載されているケースが多く、連続使用にも対応できます。

リモコンの違い

袖リモコン

便座の横に設置されるタイプです。壁に穴を開けずに済むため賃貸物件でも導入しやすい一方、汚れやすくスペースが必要になります。

壁リモコン

袖リモコンより機能性が高く、便座回りのお手入れもしやすくなります。ただし壁に穴を開ける必要があるため、賃貸物件では設置できない場合があります。

温水洗浄便座はどう選べばよい?

サイズ・価格・機能性の3つの視点から自分に合った製品を選びましょう。

サイズで選ぶ

便器にはレギュラーサイズ(320〜350mm)とエロンゲートサイズ(355〜380mm)があります。取り付けで失敗しないためには、事前に便器のサイズを正確に測っておきましょう。

価格で選ぶ

本体価格は平均5万円前後で、取り付け工賃は1万〜2万円が相場です。予算とニーズのバランスを考慮して選ぶことが重要です。

機能性で選ぶ

主な機能として以下があります。

  • 防汚機能:汚れがつきにくい素材、ノズル自動洗浄
  • 温風乾燥機能:トイレットペーパー代の節約に貢献
  • オート開閉機能:閉め忘れ対策・放熱抑制
  • オート洗浄機能:流し忘れ防止

取り付け前に確認すべきポイントとは?

温水洗浄便座を取り付ける前に、以下の2点を必ず確認しましょう。

コンセントの有無

温水洗浄便座には電源が必要です。トイレ内にコンセントがない場合は電気工事が必要になります。廊下からの延長コードは漏電・感電のリスクがあり危険です。

十分なスペースの確認

便器の中央から左右の壁までの距離、便器の前端から扉・壁までの距離を事前に測っておきましょう。

賃貸物件で温水洗浄便座を取り付ける方法とは?

賃貸物件でも、費用を全額自己負担し大家さん・管理会社の了承を得れば後付けが可能です。

大家さん・管理会社への確認は必須

賃貸物件で設備を変更する際は、必ず事前に大家さんや管理会社に確認しましょう。退去時の原状回復についても確認しておくと安心です。

取り付け費用は1万円前後

業者に依頼する場合の費用相場は約8,000円〜1万円前後です。漏水や感電のリスクがあるため、不安な方は業者への依頼がおすすめです。

DIYで取り付ける手順

準備する道具は以下の通りです。

  • 温水洗浄便座本体
  • プラスドライバー・マイナスドライバー
  • モンキーレンチ
  • バケツ・メジャー

取り付け手順は以下の6ステップです。

  1. 既存の便座を取り外す(取り外したパーツは退去時のために保管)
  2. 新しい便座を取り付ける(ベースプレートを設置し本締め)
  3. 止水栓を閉めて給水管を取り外す(水受けのバケツを用意)
  4. 分岐金具を接続する(パッキンを挟むのがポイント)
  5. 給水ホースを取り付ける
  6. 電源を入れて試運転(水漏れチェック後、各スイッチで動作確認)

初めての方でも30分〜1時間程度で取り付けが可能です。

賃貸で取り付ける際の注意点とは?

賃貸物件ならではの注意点を押さえておきましょう。

使用期間を想定しておく

引っ越し予定や持ち運びの有無を考慮し、使用期間に合ったグレードの製品を選びましょう。

兼用サイズを選ぶ

エロンゲートとレギュラーの両方に対応する兼用サイズなら、引っ越し先でも買い替え不要です。

DIY取り付けのリスク

部品の取り付けミスによる水漏れや、作業中の壁・便器の損傷で退去時に費用を請求されるケースもあります。不安な方は業者に依頼しましょう。

取り外した便座は捨てない

賃貸物件には原状回復義務があるため、取り外した便座は必ず保管しておきましょう。

故障時は自分で対応が必要

自分で交換した温水洗浄便座が故障した場合、大家さんや管理会社は対応できません。故障かなと思ったら、まず電源を抜いてから再度入れ直してみましょう。

温水洗浄便座を安く取り付けるコツとは?

費用を抑えるための2つのポイントを紹介します。

本体を安く購入する

インターネット通販では型落ち商品を格安で販売していることが多く、コストを抑えたい方におすすめです。家電量販店の決算セール時期も狙い目です。

工事費用を比較する

工事業者と提携している家電量販店なら、購入から設置まで一貫対応してもらえます。工事費を含めた総額で比較しましょう。

携帯型ウォシュレットという選択肢

取り付け工事が難しい場合は、携帯型ウォシュレットという方法もあります。ハンディーサイズで自宅でも外出先でも使え、電動式と手動式があります。

まとめ

温水洗浄便座は賃貸物件でも大家さんの了承を得れば後付け可能な人気設備です。種類やサイズ、賃貸に関する法規制を理解した上で、自分に合った製品を選びましょう。取り付けに不安がある方は業者への依頼も検討してください。

よくある質問(FAQ)

Q. 賃貸物件に温水洗浄便座を自分で取り付けてもよいですか?

費用を全額自己負担し、大家さんや管理会社の了承を事前に得れば取り付け可能です。退去時の原状回復義務についても確認しておきましょう。

Q. 貯湯式と瞬間式、どちらがおすすめですか?

家族が多い場合や連続使用が多い環境では湯切れのない瞬間式がおすすめです。一人暮らしでコストを抑えたい場合は貯湯式でも十分対応できます。

Q. 温水洗浄便座の取り付け費用はどれくらいですか?

業者に依頼する場合の工賃は8,000円〜1万円前後が相場です。本体価格は平均5万円前後ですが、型落ち品やセール品を活用すればコストを抑えられます。

Q. 賃貸で取り付けた温水洗浄便座が故障したらどうすればよいですか?

自分で交換した場合は大家さんや管理会社では対応できないため、メーカーに直接問い合わせましょう。まずは電源の抜き差しを試してみてください。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者