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COLUMN

和室で一人暮らしするメリットとは?注意点・おすすめレイアウトも解説

和室で一人暮らしするメリット(家賃・通気性・防音・収納)と注意点を解説。おすすめレイアウトも紹介するので、和室物件を検討している方はぜひ参考にしてください。

最終更新: 約4分で読めます

部屋探しで和室を選ぶ人は少数派に見えるが、実は家賃の安さや通気性の高さなど洋室にはないメリットが多い。和室物件を避けずに正しく評価することで、コスパの良い一人暮らしが実現できる。

和室の一人暮らしにはどんなメリットがあるか?

敬遠されがちな和室だが、以下のメリットを知ると評価が変わるはずだ。

同立地・同面積でも家賃が安い傾向

賃貸物件の主流はフローリングの洋室で、人気の物件は家賃が高くなりやすい。同じ立地・広さでも和室物件は家賃が安く設定されているケースが多く、毎月の固定費を抑えられる点で一人暮らし初心者にも向いている。

畳の調湿・空気清浄効果で快適

畳のイグサ素材には天然の調湿・調温効果がある。梅雨・夏場は湿気を吸収し、冬場は放出するため快適な室内環境を維持できる。またイグサ内部の空洞が空気中のニオイを浄化し、天然の空気清浄機の役割を果たす。

布団収納でスペースを有効活用できる

洋室ではベッドが固定的なスペースを占有するが、和室であれば布団を押し入れに片付けることで昼間の生活スペースを広く使える。限られた間取りでもすっきりした空間を維持できる。

畳の防音性で生活音トラブルを軽減

畳はイグサ内部の空気層が吸音材として機能し、足音や落下音をある程度吸収してくれる。テレワーク中心で在宅時間が長い人や、夜間の生活音が気になる人にも安心だ。

クッション性が高く安全

畳のクッション性はフローリングより高く、物を落としても割れにくく、転倒時の衝撃も和らぐ。柔道の道場でも使われるほど定評のある素材だ。

押し入れの収納力が高い

和室の押し入れはクローゼットより高さ・奥行きがあるため、工夫次第で大容量収納が実現できる。カラーボックスや突っ張り棒を組み合わせれば収納力をさらに向上させられる

こんな和室は選ばない方がいい

和室物件を選ぶ際には以下の点に注意が必要だ。

1981年以前の旧耐震基準物件は確認必須

和室物件は築年数が古い傾向があり、1981年の耐震基準改定以前に建てられた物件は新耐震基準が適用されない。内見時に耐震基準を必ず確認しよう。

畳の張り替えが長期間されていない物件

畳は入居者交替時に裏返し・交換が行われるのが一般的で、寿命は約10年だ。最後の張り替え時期を必ず確認し、老朽化した畳では本来の性能が期待できない

日当たり・風通しが悪い部屋

日当たりの悪い部屋は湿気がこもりやすく、カビ・ダニが発生しやすい。畳の調湿効果には限界があるため、できるだけ日当たりが良く風通しの良い部屋を選ぶことが重要だ。

和室一人暮らしのおすすめレイアウトは?

和室の素材感を活かしたインテリアは、次の3方向性がおすすめだ。

モダンスタイル

アースカラーやモノトーンの家具・インテリアを合わせると和室がモダンな空間に変わる。壁紙やふすまに濃い目の色を取り入れるのも効果的だ。

インダストリアル・ヴィンテージスタイル

色味を抑えて素材感を統一することで、一見難しそうなヴィンテージスタイルも和室と調和する。アクセントカラーをポイント使いすると空間が引き締まる。

ポップ×ナチュラルスタイル

ホワイトや木目調などの柔らかい色調をベースに2〜3色でまとめると統一感があり温かみのある空間になる。好きなインテリアを集めやすいスタイルだ。

和室物件を賃貸で探す際には、入居前チェックと原状回復の基礎知識も把握しておくとトラブルを防げる。

よくある質問(FAQ)

Q. 和室に洋風の家具を置いても問題ありませんか?

問題ありません。ただしキャスター付きの家具や脚の細い家具は畳を傷める可能性があります。フェルトマットや家具用コルクを底面に貼る対策をおすすめします。

Q. 和室でもベッドを使いたい場合はどうすれば良いですか?

ローベッドやすのこベッドなど、畳に荷重が分散する設計のものを選びましょう。圧力が一点に集中するタイプは畳を傷めやすいです。

Q. 和室のカビ・ダニ対策はどうすれば良いですか?

定期的な換気・除湿を心がけることが基本です。梅雨時期はエアコンの除湿機能を活用し、布団は定期的に干して湿気を逃がしましょう。

Q. 和室の畳が劣化している場合、大家さんに費用負担を求められますか?

通常の使用による劣化はオーナー負担が原則です(国土交通省の原状回復ガイドライン参照)。ただし入居前に劣化状態を記録しておくことが重要です。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

INA&Associates株式会社 代表取締役社長。首都圏・近畿圏を中心に不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントを統括。収益不動産投資戦略と超富裕層向け不動産コンサルティングを専門領域とする。

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

合格・取得資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者