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不動産特定共同事業法とは?投資家保護の仕組みと3つの投資類型をわかりやすく解説

不動産特定共同事業法の成り立ちと投資家保護の仕組みを解説。匿名組合型・任意組合型・賃貸借型の3類型の違いと特徴を、初心者にもわかりやすく紹介します。

約3分で読めます

不動産特定共同事業法は、不動産投資における投資家保護を目的とした法律です。小口化された不動産投資商品を通じて、一般投資家も少額から不動産投資に参入できる環境を整備しています。本記事では、法律の成り立ち・事業の特徴・3つの投資類型を解説します。

不動産特定共同事業法とはどのような法律か?

不動産特定共同事業法とは、不動産小口化商品の取引において投資家を保護するための法律です。1991年のバブル崩壊時、経営基盤の脆弱な事業者が倒産し多くの投資家が損失を被ったことを契機に制定されました。

この法律により、国土交通大臣または都道府県知事の許可を得た事業者のみが不動産特定共同事業を運営できるようになり、投資家の損失リスクが大幅に軽減されています。法改正を重ねて参入ハードルも下がり、地方活性化への貢献も期待されています。

不動産特定共同事業にはどのような特徴があるのか?

  • 初心者でも参入しやすい:不動産を小口化するため、少額から投資可能。資産価値の高い物件にも一般投資家がアクセスできる
  • 運用はプロに任せられる:入居者募集・家賃回収など全て事業者が担当。投資家は出資のみで分配金を受け取れる
  • 物件メンテナンスが不要:実物不動産を保有しないため、維持管理の負担がない

3つの投資類型にはどのような違いがあるのか?

匿名組合型

事業者が主体となり不動産事業を行い、投資家は金銭出資のみ。1口数万円から、短期間の運用も可能で、初心者に最適な類型です。

任意組合型

複数の投資家が共同で事業を行う類型。金銭出資に加え現物出資・労務出資も可能。相続税評価額の軽減に活用されるケースが多く、1口100万円程度・運用期間約10年が一般的です。

賃貸借型

投資家が共同出資で購入した不動産を事業者が賃貸借契約で運営する類型。匿名組合型・任意組合型と比べると数が少なく、一般的な選択肢とはなりにくいです。

よくある質問(FAQ)

Q. 不動産特定共同事業とREITの違いは何ですか?

REITは証券取引所で売買される金融商品で、不動産特定共同事業は特定の不動産プロジェクトへの直接出資です。流動性はREITが高いですが、特定物件への投資判断ができる点が不動産特定共同事業の特徴です。

Q. 元本保証はありますか?

元本保証はありません。不動産市場の変動や事業者の経営状況により、元本割れのリスクがあります。事業者の許可取得状況や実績を確認して投資判断しましょう。

Q. 不動産特定共同事業法の許可を受けた事業者はどう確認できますか?

国土交通省のウェブサイトで許可事業者一覧が公開されています。投資前に必ず確認しましょう。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

保有資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
  • 個人情報保護士
  • 甲種防火管理者
  • 競売不動産取扱主任者
  • マンション維持修繕技術者
  • 貸金業務取扱主任者