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不動産投資の確定申告ガイド|やり方・必要書類・ペナルティを徹底解説

不動産投資の確定申告が必要な理由、白色・青色申告の違い、必要書類、申告の手順をプロが解説。ペナルティ回避のポイントも紹介。

約4分で読めます

不動産投資で収益を得た場合、確定申告は法律上の義務です。申告を怠ると重いペナルティが課されるため、正しい手順と必要書類を事前に把握しておくことが重要です。

不動産投資の確定申告が必要な理由とは?

確定申告は、不動産投資をするならば避けられない手続きです。申告しなかった場合や申告内容に誤りがあった場合、次のようなペナルティが課されます。

申告しないと課される税金の種類

・無申告加算税
期限内に申告しなかった場合に課されます。納税額50万円以下は15%、50万円超は20%が加算されます。

・過少申告加算税
納税額が少なすぎた場合に課されます。新たに納める税額の10%相当(超過部分は15%)が加算されます。

・重加算税
隠蔽など悪質な申告漏れには、過少申告加算税に加え追加納税額の35%、無申告の場合は40%が課されます。

・延滞税
期限内に納税しなかった場合に課されます。修正申告時に不足があった場合も対象です。

金融機関への信用にも影響する

税逃れが発覚すると、金融機関からの融資審査に通らなくなる可能性があります。不動産投資は融資と切り離せないため、正確な申告が投資継続の前提となります。

確定申告のやり方:白色・青色どちらを選ぶべきか?

申告方法には白色申告と青色申告の2種類があります。それぞれの特徴を把握した上で選択してください。

白色申告

単式簿記で記帳でき、手続きが比較的シンプルです。投資初年度に選ばれることが多いです。必要書類は「確定申告書B」「収支内訳書」「各種控除証明書」です。

青色申告

貸家5棟またはアパート・区分マンション10室以上の事業規模に該当する場合は青色申告も選択できます。最大65万円の特別控除、赤字の3年間繰越、減価償却の特例など節税メリットが大きい反面、複式簿記による帳簿管理が必要です。

青色申告に必要な主な書類:不動産売買契約書、賃貸契約書、家賃送金明細書、ローン支払明細書、修繕積立金明細書、源泉徴収票(給与所得がある場合)

申告書の記入方法

不動産投資による所得がある場合は「確定申告書B」を使用します。第1表に収入・所得・控除・納税額を記入し、第2表に源泉徴収票の内容を転記します。申告書は税務署の窓口か国税庁ホームページで入手できます。不動産投資に必要な総合スキルの一つとして、税務の基礎知識を身につけておくことが重要です。

申告期限と便利なツール

確定申告の期限は毎年2月16日〜3月15日です。e-Tax(国税電子申告・納税システム)やクラウド会計サービスを活用すると、入力の効率化とミスの防止につながります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 会社員でも不動産投資の確定申告は必要ですか?

はい、給与所得以外に不動産所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。源泉徴収票も一緒に用意してください。

Q2. 青色申告をするにはどうすればよいですか?

税務署に「青色申告承認申請書」を申告したい年の3月15日(または開業から2か月以内)までに提出する必要があります。

Q3. 確定申告で経費として計上できるものは何ですか?

修繕費、管理費、ローン利息(建物部分)、減価償却費、固定資産税、損害保険料、広告費などが対象です。土地部分のローン利息は経費計上できません。

Q4. e-Taxとクラウド会計サービスはどちらが便利ですか?

初心者にはfreeeやマネーフォワードなどのクラウド会計サービスがおすすめです。自動仕訳機能があり、e-Taxとの連携で電子申告まで完結できます。

Q5. 申告内容に間違いがあった場合はどうすればよいですか?

税額が少なかった場合は「修正申告」、税額が多かった場合は「更正の請求」で訂正できます。過少申告加算税の対象になる前に自主的に修正することで、加算税を軽減できる場合があります。

Daisuke Inazawa, President & CEO of INA&Associates Inc.

著者

代表取締役社長 / CEOINA&Associates株式会社

稲澤 大輔(いなざわ・だいすけ)は、INA&Associates株式会社の代表取締役社長(CEO)。大阪本店・東京営業所を拠点に、首都圏・近畿圏における不動産売買仲介、賃貸仲介、プロパティマネジメントの三事業を統括する。

専門領域は、収益不動産の投資戦略立案、賃貸経営の収支最適化、超富裕層(UHNWI)・機関投資家向け不動産コンサルティング、およびクロスボーダー不動産投資。国内外の投資家に対し、データと長期視点に基づくアドバイザリーを提供している。

「企業の最も重要な資産は人財である」を経営理念に掲げ、人財投資カンパニーとして持続可能な企業価値の創造に取り組む。経営者として、変化の時代におけるリーダーシップのあり方と組織文化についても積極的に発信を続けている。

保有資格は11種:宅地建物取引士、公認不動産コンサルティングマスター、マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、行政書士、個人情報保護士、甲種防火管理者、競売不動産取扱主任者、マンション維持修繕技術者、貸金業務取扱主任者。

  • 宅地建物取引士
  • 公認不動産コンサルティングマスター
  • マンション管理士
  • 管理業務主任者
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 行政書士
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  • 貸金業務取扱主任者